市民オペラ

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音楽・演劇等、多彩な舞台芸術の要素を含んだオペラを市民の力で三木の地に根付かせ、地域における芸術文化の振興を図り、個性と魅力あふれる地域文化の創造に寄与することを目的として、年1回「市民オペラ」を開催します。

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三木市民創作オペラ 三木合戦 公演 2014/10/09
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信長、毛利どちらに付くのか、重棟と吉親、そして長治の弟、友之は長治に決断を迫ります。

2曲目は、長治の決断。信長と戦う決意を歌います。


三木市民創作オペラ 三木合戦 公演 2014/10/09
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かな播州の地で、長治様との幸せな日々に胸をふくらませていた照子でしたが、天正6年、暗雲がたれこめてきました。

時は戦国時代。
天下布武を掲げた織田信長の中国攻めに、別所家は二分されてしまいます。

織田信長を崇拝している長治の叔父重棟と、信長の家臣 秀吉の下で働くことが不本意な長治の叔父吉親。


三木市民創作オペラ 三木合戦 公演 2014/10/09
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お話は、まだ播州が平和だったころ、三木城主 別所長治の元に、丹波の八上城から照子姫が嫁いできたところから始まります。

まず1曲目は、その喜びにあふれた二人の思いを長治と照子の二人で歌います。



三木市民創作オペラ 三木合戦 公演 2014/10/02
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三部
三木合戦

序曲

ピ ア ノ:山ア 真
フルート:芹生美里


三木市民創作オペラ 三木合戦 公演 2014/09/28

市民創作オペラ「三木合戦」のストーリー紹介


お話は、まだ播州が平和だったころ、三木城主 別所長治の元に、
丹波の八上城から照子姫が嫁いできたところから始まります。

まず1曲目は、その喜びにあふれた二人の思いを長治と照子の二人で歌います。

豊かな播州の地で、長治様との幸せな日々に胸をふくらませていた照子でしたが、天正6年、暗雲がたれこめてきました。

時は戦国時代。
天下布武を掲げた織田信長の中国攻めに、別所家は二分されてしまいます。

織田信長を崇拝している長治の叔父重棟と、信長の家臣 秀吉の下で働くことが不本意な長治の叔父吉親。

信長、毛利どちらに付くのか、重棟と吉親、そして長治の弟、友之は長治に決断を迫ります。

2曲目は、長治の決断。信長と戦う決意を歌います。

反対をしていた長治の叔父重棟は織田方に、これにより別所家はふたつに分かれます。

3曲目は、敵味方になってしまった重棟、吉親それぞれの妻たちが、別れの歌を歌います。
ついに三木合戦の火ぶたは切られました。

当初秀吉軍は果敢に三木城を攻めましたが、別所方は団結が強く、
なかなか城は落ちませんでした。
そこで、秀吉軍は、三木城を孤立させ、場内に兵糧が入らないようにし、支えの城をひとつひとつつぶしていく兵糧攻めの策にでたのです。

4曲目は、このような状況下、民、百姓が必死に兵糧を三木城に運び込む様子を、合唱団によって歌いあげます。

まわりの城が次々に落ちていきます
そして、丹波の八上城も落ちました。
この城は、長治の妻照子の実家です。

5曲目は、里の城が落とされ、悲しみにくれる照子、ひとめ会いたかったと母を思い、歌います。

つづいて6曲目は、天国から照子の母が照子へ、
「このような別れも戦国の世のならい、あなたも武士の妻、最後まで誇りをもって立派に生きなさい」と照子を励まし歌います。

三木合戦が始まって1年と10ケ月。
三木城にはもうお米がほとんどありません。
侍女たちにも、ことの重大さがわかってきました。

7曲目は、このオペラのテーマともなる「いやです戦(いくさ)は」を合唱団が歌います。

ついに、場内の兵糧ことごとく尽き、お城にこもる人達は、最後には草の根、ネズミ、土壁のワラまでをも食べつくしました。

このあり様を目の当たりにした長治は、これ以上領民を苦しめてはいけない!
この戦いを終わらせようと、
8曲目は、決意を固め、歌を歌います。

9曲目は、長治が、秀吉に宛てた手紙の一部
「時節到来 天運の極まるところ なんぞ臍(ほぞ)をかまんや 
今、願うところは長治、吉親、友之の三人 来十七日 申の刻 切腹仕るべく(しかるべく)候。」を合唱団が歌います。
10曲目は、長治と、長治とともに果てる事を決意した照子は、共に最後に辞世の句を歌います。

このようにして、天正8年1月17日 申の刻、一門の人々、見事に自刃し、三木合戦は幕を閉じたのです。

最後に、カーテンコールでは、
領民の命を思い、花と散った三木城主 長治の思いは、434年の時を経ても今もなお息づいており、続いてきた命、そして未来へと続く命への思いを出演者、そして、会場の皆様も一緒に歌いたいと思います。


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